Home again「君へのレクイエムはうたえない」が完成した。
3年越しの想いへのアンチテーゼ、胸につっかえてて、先へ進めなかった楽曲?
メロディーや詩の世界、テーマはできていた、
震災、津波の現状からひとり東北へギター担いで雄叫びをあげて帰って来てさ、
三部作を立ち上げた。
「賛歌」「誰がための哀しみか」「Home again」
Home again だけがとどこおってしまった、
その頃てるみんにこの歌大好きとも言われたが、手をつけることができなかった。
いろいろな出来事、魂、生と死やあの日のことが重なって、、、
大切な人や連れ添ってきた人、自分へのジレンマや歯がゆさもあいなってさ、
この楽曲は放っておいた。
その翌年、打ちひしがれるてるみんへの慰めになればとさ、
青梅のお寺のライブを皮切りに二人の想いが重なったような、、、
その秋、俺は肉体労働に悲鳴をあげながらもさ、
てるみんとの旅歌を始めた。
てるみんは俺のこころをくすぐるように、自分をどこかに解き放つように、
籠の中から、過去のからをやぶれないで、こころも想いも揺れていた頃、
「賛歌」「誰がための哀しみか」を遠くに見ていた?
川面で、公園で、里山で、古寺で、軒道で、俺の歌を唄った。
しかし、Home again に触れることはなかった。
その年末から翌年、花子Baby's を演りたいとてるみんに持ちかけた、
いとも簡単に てるみんは2月に福生のライブハウス「UZU」で二人でやろうとさ、
俺は企画的にゲストを集めて演りたいと持ちかけたが、二人にこだわってやることに
てるみんは終始変わらず、花子Baby'sは歩き始めた。
3月に俺はてるみんを神戸 朝霧、舞子に呼んで両親家族に合わせた、
てるみんに何も言わず、公私混同、音楽も家族も二人で演っていこうと、
9月に結婚しようと、俺は怒涛の勢いでさ、長年住み慣れた東京、横浜を離れて、
須磨の海岸沿いの空と海を見渡す会場をてるみんは見つけて、
花子Baby'sの披露宴!
なんとお腹の中には Babyが、6ヶ月になった「はるちゃん」がさ、
信じられないと、両親家族、親戚一同、友人たちが祝福してくれた年。
シャレの花子Baby'sがほんとになっちまった〜
2014年1月29日朝に神戸のクリニックで産声を上げた はるちゃん
三人と一匹のてんやわんやの生活が始まって、
弥次喜多珍道中の公私混同のライブも始まった記念すべき年!
親も入退院を繰り返して、介護と子育て、音楽ライブと奔走してさ、
気がついたら、花子Baby'sはドキドキ、ハラハラ、しながらも成熟していたかな?
まだまだ、ワクワクしてさ、楽曲をジャンルを超えて伝えたい!
支えてくれる人や町に日常に感謝してさ、世界にひとつしかない
花子Baby's を始めたばかり。
そんなこの年末に、俺は「Home again」を立ち上げた、
すべての御霊に魂に別れを告げるように、遠く汽笛がむせぶように、
また新しい地であいさつを交わすように、
はるちゃんが物心をつき始めて、表情感情が変わり始めたように、
二人の新しい声が重なりあってさ、
「Home again」は「君へのレクイエムはうたえない」の副題をともなって誕生した。
Home は何気ない日常、again は再生、
天変地異「どうしようもない自然の猛威」
戦争「何人かの私利私欲のために日常が崩される」
いつもの風景が一変してしまう、
どれだけ尊いことだろう、普段の日常や生活が、愛する家族、ぬくもり、
涙や笑い、遅かれ早かれいつしか去り行くものだとしても、
今を生きること、切に生きること、その日常が尊いことだろう。
届けよう、「Home again」を
伝えたい「Home again」を
「君へのレクイエムはうたえない」
たかだか自分へのアンチテーゼ、されど君のためにもう一度、、、、、